春光地区のウッペツ川沿いにサクラ並木を育てる目的で二日、苗木の移植が旭川発信ランド桜岡(東旭川町桜岡三五)で行われた。

 ウッペツ川が流れる春光地域の子どもたちを含む住民二十人が参加。旭川発信ランド桜岡の林に自生するサクラの苗木を探して、隣接する畑に移植した。

 サクラ並木作りは、春光中央市民委員会(今村登会長)の意向を、NPO法人緑の探検隊(齊藤正明理事長)などがサポートする形で行う。地元の川にサクラ並木をと願う地域と、NPO緑の探検隊が推進する、旭川のまちを緑でつなぐ「旭川グリーンベルト構想」が合致した。

 初回の今年は、十月二十四日にウッペツ川の右岸約四百五十メートルに植樹する。同NPOでは、全長六キロほどの植樹を完了するまでに十年かかると見ている。長期にわたる苗木の確保が大きな課題で、出来るだけ寄贈などに頼らない方法をとろうと今回の取り組みとなった。

 畑に移植された苗木が川沿いに植樹できるまで育つのに、五年ほどかかる見込みだという。