旭川市が無料で貸し出しているレンタサイクルの点検・修理が八日、常磐公園内の旭川市レンタサイクルハウスで行われた。

 三十九年間、ボランティアで修理を買って出ている和田サイクルスポーツ(市内南三ノ二四)の和田眞宏さん(74)が、今年も一台一台ていねいに点検し、自転車は輝きを取り戻した。

 和田さんは、旭川市がレンタサイクルが始めた一九七一年(昭和四十六年)から、一年も欠かさずに磨耗したタイヤの取替え、ブレーキ、ハンドル、チェーンなどの整備を続けてきた。取り替えるタイヤや部品なども和田さんがすべて提供している。

 多い時には、二百台を数えた自転車も、現在は四十台。和田さんは「これをやらないと冬がこない感じです」と手際よく点検・修理にあたっていた。