東海大学が二〇一二年(平成二十四年)以降、旭川キャンパス(芸術工学部)の学生募集を停止すると発表したことを受けて、道中小企業家同友会旭川支部は十二月一日(水)午後六時半から、三回目の公開シンポジウムを市民活動交流センター「CoCoDe」(宮前東・科学館隣)で開く。

 九月、十月に続き三回目となる今シンポジウムのテーマは「公立大学設立の可能性について考える」。カンディハウスの長原實会長、旭川大学の山内亮史理事長・学長、東海大学名誉教授で元札幌市立高専校長の渋谷邦男氏の三人が、東海大学旭川キャンパスが閉鎖された後、旭川に公立の大学を開学する可能性について、具体的な展望を含めて議論する。コーディネーターは、同支部副幹事長でアイリンク社長の北口浩之氏が務める。

 道内では、釧路、函館、名寄、札幌市が独自のカラーを打ち出した市立大学を運営している。三十五万人の人口を持つ旭川市が、「ポスト東海大学」として大学を設立するためには、どんなハードルがあり、どんなメリットがあるのか、考えようというシンポジウム。参加費は、五百円。

 問い合わせは同支部事務局(TEL38―6663)へ。