琉球大附属小(小田切忠人校長)の児童らが四日、道教大附属旭川小(矢野敏文校長)を訪問し、同校の子どもたちとグラウンドで雪合戦をしたり、サンタプレゼントパークマロースゲレンデでスキーを楽しんで親睦を深めた。

 両校は、国立大の附属小では最北と最南ということで交流協定を結び、〇二年(平成十四年)二月に琉球大附属小の児童らが旭川を訪問。以来、交流が続いている。旭川からは毎年七月に沖縄を訪問し、南国の暑さを体験するとともに、戦争の歴史を学んでいる。

 今年は琉球大附属小五、六年生の児童二百四十人の中から、希望した六十二人と父母四人、教員五人が来旭した。

 歓迎集会では、旭川の子どもたちが旭川の特色などを紹介しながら歌を披露。沖縄の児童は、エイサーなどの沖縄舞踊を紹介した。

 集会のあとは、グラウンドに出て旭川の全校児童と、沖縄の児童が一緒になって雪合戦やスノーフラッグ、チューブ滑りなど、雪遊びを満喫。グラウンドに歓声が響き渡った。

 午後からは、旭川の六年生七十二人とともに、サンタプレゼントパークでスキー体験。旭川の児童が沖縄の子どもたちに滑り方を教える微笑ましい場面も見られた。

 琉球大附属小の小田切校長(58)は「私は二年前にも旭川に来ていますが、今日は暖かいですね。子どもたちは嬉しくて、雪山の上に登ったりしていました。北海道の自然を体で感じて文化を学び、良い経験をして欲しいですね」と話していた。

 琉球大附属小五年生の宇久田有一郎君は「北海道に来たのは初めてです。雪を食べてみたら冷たかった。寒いのでラーメンが美味しかったです」と笑顔だった。

 一部の子どもたちは、沖縄の子どもたちと一緒に和風旅館扇松園に宿泊して、親睦を深めた。