「六ヶ所村ラプソディー」の鎌仲ひとみ監督が、イラクと米国、そして広島で「核」の脅威にカメラを向けた映画「ヒバクシャ 世界の終わりに」の上映会が二十六日(日)、サン・アザレア(六ノ四、勤労者福祉会館隣)のホールで開かれます。市民有志でつくる、今だからみたい「この映画」の主催。
一九九八年、鎌仲監督はイラクで、湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾による白血病やがんと闘う子どもたちに出会います。カメラは、長崎に投下された原爆のプルトニウムを製造した施設がある米国・ワシントン州ハンフォードへ。そして、広島で被爆し、戦後、被爆者たちの診療を続けて来た医師、肥田舜太郎(85)は、原爆がもたらした低線量被爆の恐ろしさを証言します。
核汚染の環境のもとで生きるイラク、米国、そして日本の「ヒバクシャ」たちの日常の姿を記録した長編ドキュメンタリーです。
上映は、午前十時、午後一時、午後三時半、午後六時半の四回。チケットは、一般千円、大学生・障がい者五百円、高校生以下無料。こども冨貴堂(七条買物公園)、きっちんらいる(鷹栖町十六線八号)、叢舎(東川町西十号北46)のほか、あさひかわ新聞(八ノ六)でも扱っています。
問い合わせは、こども冨貴堂(℡25―3169)へ。