旭川東ロータリークラブ(RC、大隈卓也会長)と台湾の台北東海RC(蕭天厚会長)は六月十六日、インターネット通信のスカイプで両国を結び、初の合同例会を行った。

 日本のRCには、日本に在留している外国人留学生に奨学金を支給して支援する「米山奨学事業」がある。この制度を活用して勉強し、帰国後に活躍している台湾人は数多い。台北東海RCの会員にもこうした日本留学経験者が多く、日頃から日本語で例会を行っている。両RCは〇七年に友好提携を結んでいる。

 四十分ほどの合同例会の中では、台湾側から震災の復興にあたる日本に向けて「上を向いて歩こう」の合唱が送られた。日本側は「愛別ひょっとこ踊り」を披露。またこの日のために、札幌から台北駐日経済文化代表所札幌分所所長の徐瑞湖さんが来場し、台北東海RCの会員たちに向けてスピーチを行った。

 同RCの石崎隆一さん(63)は「海外と結んでの例会ということで、事前の予定どおりに進行出来るか心配だったが、成功して良かった。毎年開催して親睦を深めたい」と話していた。