縁起が良いと言われる「ひょうたん」が四ノ十四の街路樹の下に実をつけている。「大きさが十一㌢くらいだから、千成ひょうたんですね」と近所の人は話す。
四本の苗から六個の実をつけているひょうたんは、葉の陰になり道行く人からはなかなか見つけにくい。棚の下にぶら下がっているのを一度見つけると「可愛くて成長が楽しみ」と何度も足を運ぶ人もいる。
末広がりの形をしたひょうたんは除災招福や魔よけ、家運、財運などの福を呼ぶと好まれ、六個のひょうたんは無病(六瓢)息災の、利益があると言われている。
「ひょうたんから駒が出る」とことわざがあるように、意外な所から意外な物が出てくるかもしれないと近所の人たちは期待を寄せる。花言葉は夢、繁栄、円満だそうだ。