男山は十七日(月)、道産米で造った酒「特別本醸造 北の稲穂」=写真=の通年販売を開始しました。

 酒造好適米「吟風」を精米歩合六〇%まで磨き、すっきりと辛口(日本酒度プラス三)に仕上げた酒です。同社が道産米で造った酒を通年で販売するのは、これが初めてです。

 同社ではこれまで、道産米による酒は、試験的に本数限定で販売していました。通年での販売に至った背景について、同社の企画室商品担当、金森徹諭 さんは、「取引先やお客様から『地元の米を使った酒が欲しい』との声が年々多く寄せられるようになっていました。一方当社では、近年まで道産の酒造米に品 質面での不安を感じており、試験的に販売するのみでした。しかし年々米の質が改良され、最近では本州米と比べて遜色がなくなったことから、この度の通年販 売の開始となりました」と話しています。

 七百二十㍉㍑、九百五十円。問い合わせは男山(℡48―1931)へ。