市内近郊の冬のイベントの先陣を切り東川町の「ひがしかわ氷まつり」が二十一日から三日間、同町の羽衣公園(東町一)で開かれ、親子連れなど多くの来場者で賑わった。

 前夜祭の二十一日は朝の気温がマイナス二十℃、この冬一、二番を競う厳しい寒さだった。しかし会場内に作られた雪山の滑り台ではスキーウエアを着込んだ子どもたちが歓声を上げて氷の滑り台やチューブそりを楽しんだ。

 会場には焼き鳥やたこ焼き、ラーメン等の屋台が並び、今年は目玉として全国丼選手権にも出場した標津町の「しべつ鮭三代漬け丼」が数量限定で販売 された。イクラやサケとホタテの漬けに鮭の削り節がかけられた人気丼を食べた人たちから「すごく美味しい」と絶賛の声が上がった。

 夕方には会場内の大小約三十基の氷彫刻や雪像が一斉にライトアップされ、カメラを手に記念撮影をする来場者の姿が見られた。台湾などアジアからの観光客もいて、自国には無い雪と氷の世界を楽しんでいた。