内村直也作詞、中田喜直作曲の「雪の降る街を」を課題曲とするコンクール、「旭川『雪の降る街を』音楽祭」が十一日(土)午後一時半から、旭川市大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)音楽堂で行われます。同実行委員会(菅野龍雄委員長)の主催。今年で十一回目の開催です。
「雪の降る街を」は、昭和二十年代に放送されたNHKラジオドラマ「えり子と共に」の冬の場面の挿入歌として作られた曲です。一九七三年(昭和四 十八年)に旭川で開催された全道高校演劇発表大会の開会式で北都商業高校の合唱部員が歌い、列席していた作詞の内村直也が感動を受けた印として歌詞の一節 を書いて同校に贈りました。また作曲の中田喜直も音楽指導やスキー旅行で旭川と縁が深く、“旭川の歌”として市民に親しまれています。
当日は東京でテープ審査により行われた第一次審査を通過した二十一人が本選で歌声を競います。
また三時半からのコンサートでは、第三回大会で大賞を受賞したソプラノ歌手、一鐡久美子さんが山田耕筰作詞・作曲の「この道」など九曲を歌う予定です。
入場料は千円(全席自由)。前売り券は大雪クリスタルホール売店、ヤマハミュージック北海道旭川店で取り扱っています。問い合わせは菅野さん(℡52―2659)へ。