旭川大学短期大学部の豊島琴恵教授による講演会「旭川の色(しょく)から感じる食(しょく)の感性」が十日、市民文化会館(七ノ九)で行なわれた。同大後援会による主催。

 主婦を中心に約百二十人ほどが受講した。豊島教授は、緑の食べ物には酸味と苦味、赤い食べ物には酸味と甘み、といった色と食物の関係性や、旬の食 材を取り入れた食事には、夏にはピーマンやキュウリの緑とトマトの赤、秋には南瓜の黄やキノコの茶、といった季節の色が含まれていると話し、「節目として 心に残ったり、季節の話題を楽しむことができる。ときどきでいいので、こういった料理を作ってみてはいかがでしょうか」と受講者に提案した。

 受講した村田富子さん(69)は「豊島教授の話し方はすっと頭に入ってくるわかりやすい話し方で、勉強になりました。ぜひ料理も実践してみたいと思います」と話した。