中央図書館の自動車文庫「ライオンズ号」が三月末で引退し、代わって「ときわ号」が導入された。もう一台の「あさひ号」(平成十三年度購入)とコンビを組み、市内を巡回して本を届ける。
ときわ号には、約二千六百冊の本を積むことが出来る。国の「住民生活に光をそそぐ交付金」を活用し、約一千万円で購入した。ボディには絵本作家、堀川真さんによるイラストがプリントされている。
引退したライオンズ号は、九四年(平成六年)にライオンズクラブから寄贈を受けた車両。十八年が経過しており、修理の際にも部品が手に入りづらくなっていた。
ときわ号のデビューは四月五日(木)午前十時、場所は市内豊岡八ノ二のポプラ(川村氏宅前)が予定されている。
旭川市の自動車文庫は六九年(昭和四十四年)に始まった。図書館から遠い地域に住む人たちのために市内五十六カ所を巡回している。