「該当作なし」となった第四十五回小熊秀雄賞を記念するフォーラム「市民でしゃべり捲くれ」が十九日(土)午後三時から、花月会館(市内三条七丁目)で開かれます。

 最終選考会では、ノミネートされた九冊の詩集について、三時間半を超える議論の末に、「小熊賞の基準をあざやかに超えているとは言えないのではないか」という結論に達しました。

 受賞詩集がないため開催されない贈呈式に代わるフォーラムが開かれます。最終選考会の司会を務めた市民実行委員会の石川郁夫さんが「選考経過」を報告し、選考委員の一人、石本裕之・旭川高専教授が講評を行います。

 実行委員会が二カ月に一度開催している連続企画「小熊秀雄をしゃべり捲くれ」講座の特別編として、「映像による小熊秀雄の世界」「私と小熊秀雄」など、第三十六回の小熊秀雄賞の受賞詩人、佐相憲一さんも参加して、たっぷりと小熊の世界に浸ります。

 また、小熊作品を読み継ぐ朗読会「第六回 春の詩(うた)二〇一二」では、池袋モンパルナスの会会長の玉井五一さんも朗読を披露します。

 参加費は、コーヒー付で五百円。問い合わせは市民実行委員会事務局の高田さん(TEL61―2731)まで。