東京電力福島第一原発が事故を起こす前年に出版した著書「原子炉時限爆弾」で、「フクシマ」を予言した作家、広瀬隆さんの講演会「エネルギー問題講座―忘れるな! 知らぬで済ますな! 安心するな!」が十八日(月)午後六時十五分から、勤労者福祉会館(六ノ四)で開かれます。中小企業家同友会旭川支部環境エコ部会の主催。

 広瀬さんの旭川での講演会は、昨年十一月に続き二度目です。奇しくも、今夏の電力不足を理由に福井県・大飯原発が再稼動されようとしている今、かねてから詳細な調査データを根拠に「原発全廃でも電力不足は絶対に起こらない」と主張している広瀬さんの話が注目されます。

 広瀬さんは、一九四三年(昭和十八年)東京生まれ。早大理工学部卒後、大手メーカーの技術者を経て作家に。「東京に原発を!」(一九八一年)、「危険な話 チェルノブイリと日本の運命」(一九八七年)、「眠れない話 刻々と迫りくる日本の大事故」(一九八八年)などの著書で一貫して原発の危険性を訴え続けてきました。

 参加費は千円。チケットは、中小企業家同友会旭川支部(TEL38―6663)、こども冨貴堂(TEL25―3169)、あさひかわ新聞(TEL27―1577)などで扱っています。