イギリス映画「おじいさんと草原の小学校」（二〇一〇年、百三分）の上映会が七月七日（土）、サン・アザレア（六ノ四）で行われます。旭川映画村（長原隆雄代表）の第八十七回例会。
世界最高齢の小学生としてギネス記録に登録されているキマニ・ナンガ・マルゲ氏（一九二〇～二〇〇九）を描いた作品です。
――ケニアが英国の植民地支配から独立して三十九年後の二〇〇三年、新政府は小学校の無償化制度を開始。大勢の子どもであふれる田舎の小学校に、ただ一人、老人の姿があった。「文字を読みたい」という純朴な願いに、校長は周囲の反対を押し切って彼を入学させる。学ぶことの楽しさを体験する一方で、五十年前の悪夢が彼を苦しめる。独立戦争で戦い、妻子を目の前で虐殺され、収容所で拷問にかけられた日々。過去に打ち勝ち、未来を変えようと勉強する老人の姿が、歴史を知らない子どもたち、そして政府までをも動かしていく――。
上映は①午前十一時②午後一時半③四時④六時半。チケットは一般前売り千円（当日千二百円）。冨貴堂各店、こども冨貴堂、ディノスシネマズ旭川、コーチャンフォー、ジュンク堂、あさひかわ新聞などで取り扱っています。
問い合わせは旭川映画村（TEL23―３６２３）へ。
