社会福祉法人鷹栖共生会が運営する知的障がい者通所授産施設、旭川ヒューマンサービスセンター(流通団地二ノ三)は、利用者と地域の人たちとの交流を目指して、施設二階のレストラン「ほの・ぼの」を一般にも開放している。

 十種類以上から選べる定食には、ライス、果物、副菜、味噌汁がついて五百円。同施設の栄養士が献立を作っているだけあって、ライスには五穀米を使い、全てのメニューを約六百カロリーに抑えていて、ヘルシーなのも魅力だ。

 同施設では利用者の社会参加や自立を促すため、積極的に企業への実習を行っている。同レストランでも毎日三~四人の利用者が配膳や食器洗いなどの作業に就いている。「社会福祉法人として、利用者と地域の方々とのまさに『ほのぼの』とした交流をこのレストランで目指しています。企業への実習のきっかけになったり、自立への手助けになれば」と施設課長の松原正貢さん(40)は話す。

 営業時間は午前十一時半から午後二時まで(午後一時半オーダーストップ)。土曜・日曜定休。正午ごろは施設利用者が食事をとるため混み合うことが多い。零時二十分過ぎに来店すると良いとのこと。

 また、市内・近郊への弁当の宅配も行っていて、午前九時から注文を受け付けている。

 問い合わせは同レストラン(TEL46―4755)の小坂さんまで。施設利用者の実習の受け入れについては同施設(TEL46―4774)の松原さんまで。