固いイメージのある尊厳死を寸劇で理解する「お笑い寸劇ぴんころパートⅡ」が二十四日(日)午前十時半から、ときわ市民ホール(五ノ四)で行われます。「尊厳死を考える会」旭川地区懇話会の主催。
今回は、第一回(平成二十二年十月)の脚本をリニューアルした「ぴんころパートⅡ」です。
――終末期に苦しみたくないと、水口家のおばあちゃん、おじいちゃん、嫁はそれぞれ、お互いに内緒で尊厳死の登録を済ませていた。何やら隣人が「ぴんころ派」らしいと聞いたおばあちゃんは、「わしもぴんころ派に登録するたい」ととんちんかんなことを言う。嫁姑の駆け引き、友人とのおしゃべりの中で、全員が尊厳死の宣言書の重要さを理解していく――。
出演は、平均年齢七十代の「ぴんころ劇団」。それぞれが病気などを抱えながらも明るく前向きに演じます。
また講演会では、同懇話会会長の柴田えみ子さんが講師を務めます。あさひかわ新聞に連載中の「最期の在り方」から数篇を選び、映像(フォトポエム)と共に朗読します。様々な人の終末期の在り方から、少子高齢化、高度医療の現代社会の中での自分の生き方、死に方を考えます。
入場無料。問い合わせは事務局(TEL76―2488)へ。