旭山動物園は、同園初となる冬期の夜間開園「雪あかりの動物園」を行います。旭川冬まつりの開催に合わせて二月六日(水)~十一日(月・祝)の六日間、通常午後三時半の閉園を、午後七時までに延長します(入園は六時まで)。

 園路にアイスキャンドルを設置し、雪あかりを楽しみながら動物たちの様子を観察します。照明は極力使用しない予定。冬まつりの期間に合わせることで市全体の活性化につなげ、滞在型観光への足がかりにするねらいがあります。また当該期間が冬期の繁忙期であることから、夜間延長で日中の混雑緩和を図る目的もあります。

 正門・西門から中央通路(ぺんぎん館、あざらし館、ほっきょくぐま館等のある通路)に沿ってシマフクロウ舎まで、動線沿いに約三百五十個のアイスキャンドルを設置します。市民参加で作る雪像も百個のキャンドルで飾ります。

 夜間見学が可能な施設は、ぺんぎん館、あざらし館、ほっきょくぐま館、もうじゅう館(アムールトラ、アムールヒョウ、ユキヒョウのみ展示)、小獣舎周辺(レッサーパンダ、エゾタヌキ)、シロフクロウ(旧タンチョウ舎)、オオカミの森、エゾシカの森、シマフクロウ舎。このエリアにある売店も午後七時まで営業する予定です。

 開園時間は午前十時半。入園料は通常通り、大人八百円、旭川市民五百八十円、中学生以下無料。問い合わせは旭山動物園(TEL36―1104)へ。