旭川北高(伊藤一正校長)は二十一日、一年生を対象にした救急法短期講習会を同校体育館で開いた。六クラス二百四十人が参加。日本赤十字社の旭川パトロール赤十字奉仕団から八人の講師を招き、自動体外式除細動器(AED)の使い方などを学んだ。

 講習会は二クラスずつ、二時間にわたって人工呼吸法や胸骨圧迫法(心臓マッサージ)、必要に応じて電気的なショックを与えて心臓が動き出すことを試みるAEDの操作法を学んだ。

 生徒達は講師から「AEDの本体だけではなく、一緒にあるパットや布などが入っている袋も持ってきてください」とアドバイスを受けながら真剣な表情で取り組んだ。

 受講した小林美月さん(16)は「力が意外と必要なことが分かりました。大変でしたが良い経験ができました」、同じく浅野志緒莉さん(16)は「以前もやったことがありましたが、やり方を忘れていて、いざという時は不安でした。これからはしっかりできると思います」と話していた。