ハウスメーカーのカワムラ(豊岡四ノ三、川村純一社長)の自社工場(東川町)の敷地内に太陽光発電施設「ジャンボソーラー」が完成し、稼動を始めた。

 約一㌶の土地に幅三十㍍の太陽光パネル群が十五基設置された。システム容量は二百五十㌔㍗で、その隣に今年中をメドに新たに百五十㌔㍗分を新設予定だ。今年一月に落成した新社屋の屋上と、旧社屋跡地に八月に開店するサッポロドラッグストアーの屋上に設置予定の太陽光システムなどを合計するとグループ全体で六百㌔㍗のソーラーシステムが稼動することになる。

 昨年七月から今年三月末までに申請した場合の再生可能エネルギーの固定買取価格は十㌔㍗/時以上の太陽光発電の場合、一㌔㍗当たり四十二円で、その価格は二十年間保証される。寒冷地の方が発電効率が高いという太陽光パネルの特徴から道内での関心も高く、マンションやアパート経営よりも有効な資産運用になりうる、と同社の担当者は話す。

 近年、太陽光発電への関心は高く、同社ではこれまでに二百件以上の施工実績を持つ。新築住宅の場合、六割以上が太陽光システムを導入しているという。同社が掲げる「ゼロエネルギー住宅」は、高気密高断熱構造、ヒートポンプ式暖房、熱交換換気システム、LED機器など従来の「省エネ」に太陽光発電を加えることで「創エネ」へと住宅の形を進化させた。

 ジャンボソーラーは随時見学が可能だ。家族連れでやってきても子どもが退屈しないキッズルームも完備している。問い合わせは(TEL32―3231)まで。