JA当麻の水田で五月二十九日、神楽小学校の五年生が田植え体験をした。市内の米穀店六店でつくる「旭川こめやの会」の主催。

 五年生四十人が裸足で水田に入り、一列に並んで田植えをした=写真。子どもたちは「もう少しだ」「僕のほうが早いぞ」と元気いっぱいの声をあげて作業に励んだ。須藤開夢(はるむ)君は「疲れたけど楽しかったです。途中で時間になってしまったので、最後までやりたかった」と笑顔。

 旭川こめやの会は毎年、JAなどの協力で子どもたちに田植えを体験させていて、今年で十三年目になる。代表でいちかわこめや(春光六ノ六)店主の市川陽一さん(60)は「子どもたちに手作業での田植えを体験してもらうことで、農業や食への関心が深まれば」と話していた。