天狗に人魚に山姥(やまんば)、鬼に河童にのっぺらぼう…。絵本作家の飯野和好さんの「妖怪展」がギャラリープルプル(七条買物公園)で開催中です。
飯野さんは一九四七年(昭和二十二年)埼玉県秩父生まれ。「浪曲絵本」という独特の表現や、チャンバラ時代劇を取り入れた作風で、一九九九年からのシリーズ「ねぎぼうずのあさたろう」(福音館書店)が人気の作家です。画業のほか、ブルースハープ(ハーモニカの一種)奏者としてライブや、あべ弘士さんや荒井良二さんなど絵本作家や編集者らで結成する劇団「てくてく座」を主宰するなど多彩な活動をしています。
旭川での展示会は初めて。飯野さんの絵本「妖怪図鑑」「妖怪絵巻」(ともに文・常光徹/童心社)の原画四十二点ほか、あべ弘士さん描き下ろしの妖怪の絵や、撮って楽しい河童の顔はめパネル、オリジナル妖怪グッズの販売、全問正解で抽選五十人に飯野さんオリジナルグッズが当たる「妖怪クイズ」など見どころもりだくさん。
二十七日(土)午後三時からは、飯野さんとあべ弘士さんのトークショー&サイン会もあります。
八月二十五日まで。月・火定休。問い合せはギャラリープルプル(TEL73―8289)まで。