作家で営業コンサルタントの和田裕美さんの講演会が九月七日(土)午後二時半から、旭川市民文化会館で行われます。和田さんの著書の読書会、陽転わくわく読書会@旭川(米林あかね代表)の主催です。

 和田さんはかつて外資系教育会社フルコミッションに勤務し、世界百四十二カ国で二位の営業成績を収めました。退社独立後は執筆のほか、営業やコミュニケーション、モチベーションアップのための講演活動を展開しています。著書に「人に好かれる話し方」(大和書房)、「人生を好転させる『新・陽転思考』」(ポプラ社)などがあり、累計セールスは百八十万部を超えています。

 和田さんが北海道で講演するのは初めてです。企画した米林さんは〇五年(平成十七年)、事務職から営業職に配置換えになって顧客とのコミュニケーションに悩んだ折、書店で和田さんの著書「人に好かれる話し方」に出合いました。それまで筆者のことは知りませんでしたが、その時の読後感を「ビジネス書のような上から目線でなく、自分の体験を元に分かり易く説明していて、読んですぐに自分の中に入ってきた」と話します。

 以来、米林さんは東京などで行われる和田さんの講演会に毎年参加してきました。ファイナンシャルプランナーであり、また中一から一歳まで四人の子の母親でもある米林さん。「目の前の事実の中にプラスの部分を見い出して可能性に変えていく和田さんの『陽転思考』に出合って、私は仕事においても家庭においても変わることが出来ました。職場や子育てで悩んでいる人たちに、自分の体験した好転をぜひ経験してもらいたい」と話しています。

 当日の演題は「事実はひとつ 考え方はふたつ―相手の心をつかむコミュニケーション術」です。子どもや家族、顧客、上司・部下との関わりの中で、見方や言い方、表情を変えるなどちょっとした工夫で新たな可能性が広がる、そんな気付きが得られる講演会になりそうです。

 参加費は五千円。講演会終了後にサイン会があります。問い合わせは米林さん(050―3596―8145)へ。