藍染などの衣料品販売と着物のリメイク相談と製作を行なう、あづま家(や)が駅前ビル(宮下通七)一階に「アトリエ」としてリニューアルオープンした。店頭の商品は、デザインから縫製まですべて自店で行なっている。

 開業二十三年を迎えた店を守る店主の松本セイ子さん(66)は「仕立てのキレイさがうちの自慢。二十年前につくった服を着て来店するお客様もいますよ」と話す。

 深い藍色が落ち着く「藍染」のワンピースやカットソー、チュニック、茶色の濃淡が爽やかな印象の柿渋染めのカットソーなど様々な商品が並ぶ。オリジナルのバッグには、着物などを使った裂き織りを組み合わせ独特な存在感がある=写真。手づくり家具コーナーもある。

 リメイクの相談は常時受け付けているが、人気のため少々時間がかかる。「先日は、八十代のお客様が留袖をリメイクしました。『孫の結婚式も嬉しいが、この留袖にまた手を通せる日が来ることがなによりも嬉しい』と喜んでくれました」と松本さん。

 営業時間は午前十時半から午後四時。土、日定休。連絡は(℡090―0845―5159)へ。