旭川クリーニング組合(眞鍋一行組合長)が集配業務のかたわら防犯パトロールをおこなう「衣類と地域の安全を守り隊」を結成した。その結成・出動式が、「クリーニングの日」の九月二十九日、旭川中央署でおこなわれた。
組合員四十人が参加。眞鍋組合長は「青年部から発案を受け、組合として支援することにした。一過性で終わらせることなく、今後も関係機関と連携し、取り組んでいきたい」と挨拶。
中央署生活安全課の田中康彦課長が「警察も防犯対策を強化しているが限界もある。特に地域の子どもや老人、女性の安全を守るために防犯パトロールは重要です。携帯電話とメモを持っていただき、緊急の連絡の他、不審者や不審な車の特徴、電球が切れている場所、道路標識が見えずらい箇所などの情報をメモして連絡していただきたい」とパトロールの概要を説明した。
その後、「防犯パトロール実施中」と書かれたマグネットプレートを車に張り、四十台の車が出動した。
守り隊のリーダーの大橋慎一さん(クリーニングおおはし専務)は「青年部の年代がちょうど小・中学生を持つ親が多いこともあり、子どもたちを守るため、何か地域の皆さんのお役に立ちたいと思い防犯活動を思い立ちました。私たちは、集配で生活道路の隅々まで歩きます。少しでも地域の防犯のお手伝いができると思っています。今後はプレートを張った集配車を増やし、活動を強化していきたい」と語った。