脚本から演出、キャストや衣装、小道具まで全てを生徒が作り上げる英語劇が十四日、旭川藤女子高校(櫻庭弘子校長)で公演された。

 同校のULコースの二年生総勢二十二人が自分たちの力でストーリーを考え、英語の台本を作り、演じた。会場の講堂には同校の生徒や父母ら約百四十人の観客が集まった。

 テーマの「友情・絆・信じる心」をクラス全員で討論し練り上げたストーリーは、おもちゃの世界で魔女の企てを友情と絆で乗り越えるファンタジー。全員に配役があり、さらに裏方もこなすという、まさにチームワークや絆が求められる舞台だった。学校行事を重ねるごとに強まるクラスメートとの友情や結束力を来場客に伝えようとクラス一丸で臨んだ。

 来場者の中には同コースへの進学を考えている中学生と父母ら約五十人の姿もあり、数歳しか違わない先輩高校生が流暢に英語を駆使する姿に目を輝かせた。

 実行委員長の増茂希実さんは「全員でやり遂げることが出来たことへの満足と、また一ステップ自分たちが成長出来たことを実感します」と感想を話した。