「TPPでどうなるの? ―北海道の暮らしと食卓」と題する講演会が二十二日(水)午後七時から、ときわ市民ホール四階多目的ホールで開かれます。市民グループ、チーム・今だからの主催。

 講師は、九九%の人のための社会を創ろうと活動する市民団体「プロジェクト九九%」代表、安部芳裕さん。TPP(環太平洋経済連携協定)や原発、消費税、憲法改悪をテーマに全国各地でタウンミーティングを開催しています。

 現在、国民には秘密裏に進むTPPが発効すると、外国産の食品がこれまで以上に流通し、健康保険制度が崩壊、北海道の農業は壊滅的な打撃を受ける…。TPPに精通した安部さんが分かりやすく解説します。また、ゲストスピーカーの余市町の有機農家で、TPPを考える市民の会のメンバー、安齋由希子さんと北海道独自の問題についても語り合います。

 参加費は五百円。障がい者・高校生以下無料。チケットは、こども冨貴堂(七条買物公園・℡25―3169)、きっちんらいる(鷹栖町十六線八号・℡87―5046)で。

「ベーシックインカムって何?」

安部さん講演会

 二十一日(火)午後七時から、まちなか文化小屋(七条買物公園)で、安部芳裕さんの講演会「幸せなお金のまわりかた ベーシックインカムって何?」が開かれます。グリーンズカフェあさひかわの主催。

 翌二十二日、TPPをテーマに話す安部さんは、最近、「お金の幸福論  ベーシックインカム編」を出版しました。今のお金の回り方って、本当に多くの人のためになっているのか、たくさんお金を刷っても格差は広がり少子高齢化が進み、社会保障は行き詰まる…、これっておかしくないか?

 今ある社会保障制度の代わりに、日本を含む世界各国で議論されているのが、ベーシックインカム(最低限所得保障)というお金の回り方の仕組みです。スイスでは、その導入を決める国民投票が行なわれるそうです。

 九九%の人のための社会を目指す安部さんの話を聞きながら、「幸せなお金の回り方」を考えます。

 参加無料。問い合わせは事務局の吉田さん(℡090―6877―0686)へ。