台湾・台北市の百貨店で六月に開催される物産展「とっておき北海道」の第一回目の出展者会議が十四日、旭川トーヨーホテルで開かれた。

 会議には出店者や協力会社などから三十三人が出席、実行委員会の佐藤孝一委員長(リラ・コーポレーション社長)が物産展の概要などを説明した。

 六月二十六日から七月九日まで、台北市の統一阪急百貨店で開かれる物産展は、旭川と近郊町の飲食や物販の事業者を始め、市経済観光部、地元金融機関、大手運送会社、商社などの協力を得て開催される。もっとも懸念された農産物など生鮮品の輸送については、今回エバー航空で千歳空港から現地に空輸されると報告された。

 「この物産展を通じて、地場の選りすぐりの物産、特産品を紹介・販売することで北海道の観光資源や魅力に触れてもらい、旭川空港と台北便の更なる需要喚起に努めていきたい」と佐藤委員長。

 出展予定の事業者からは「海外での出店は不安もあるが、商品をPRできる絶好の機会なので全力で頑張りたい」と意気込む声も聞かれた。

 物産展に関する問い合わせは実行委員会事務局(℡83―2337)まで。