医療・介護・福祉などに従事する人たちが集って、お茶とお菓子を楽しみながら交流する「ケアカフェひがしかぐら」が二十三日夜、東神楽町総合福祉会館で行われた。
知的障害者施設を運営する「NPOゆい・ゆい」(野々村雅人理事長)などによる実行委員会の主催。異なる職場に勤める人同士が知り合う場を提供し、つながり合うことで仕事や生活を豊かにしてもらおうという目的だ。同NPOが運営する飲食店「ゆい・ゆい本舗」(東神楽町ひじり野北一ノ三)でも、ランチを一緒に食べることを通じて知り合う同様の試みを行っている。
当日は医療・介護・福祉のほか、教員や行政関係者、また現役を退いた人など約百人が集まった。旭川からと東神楽からの参加がほぼ半々だった。
参加者はまず四、五人で一つのテーブルに分かれ、自己紹介の後で「家族」をテーマに三十分ほど懇談した。その後、席替え。テーブルのホスト役が「席替え前には、こんな話が出ていた」と話題を提供して、懇談を肉付けした。最後はまた元の席に戻って、席替え先で得られた情報を共有した。
NPOゆい・ゆいの野々村理事長は「やはり、みなさんの胸中には、もっとつながり合いたい、もっと話しをしたい、前向きに仕事・生活をしたいという思いがあって、それが百人もの参加という形になって現れているのだと思います。こうした取り組みが各地でどんどん行われるようになれば良いと思います」と話していた。