北極冒険家・荻田泰永さんの北極点無補給単独徒歩行の報告会が十七日(土)午後二時から、鷹栖地区住民センター(鷹栖町北一ノ三)で開かれます。

 同町在住の荻田さんは日本人初、世界で三人目の北極点無補給単独徒歩到達をめざし日本時間三月八日、冒険へ出発しました。しかし序盤、激しい乱氷帯(氷同士の衝突で生じる壁)や暴風雪に時間を奪われ、軽量化のために食料の蓄えが十分でない状況に陥りました。体力、日程、食料を考慮した結果、出発から四十八日目の日本時間四月二十日、撤退を決意しました。

 四月二十八日、日本に帰国した荻田さんは病気やケガもなく、早くも次回の挑戦を考えているとのこと。報告会では写真や動画を上映、使用した装備品を見せながら話します。勇気を持って決意した撤退への心境、次回挑戦への抱負などが聞けそうです。

 入場料五百円(サポート隊員、小学生以下は無料)。申込の必要はありません。直接会場へ。問い合わせは事務局(℡03―6659―4411)まで。