南六条通り沿い、ウエスタン北彩都店隣に、菓子の壺屋総本店(村本定範社長)が工場を併設したショップ「き花の杜」(南六ノ十九)をオープンした。

 一昨年末に閉店した地酒蔵大雪乃蔵を全面改装した店舗は、木を基調としたあたたかな雰囲気の空間に生まれ変わった。かつてレストランだった奥側の施設には「き花」の製造工場を新設。工場はガラス張りで製造の様子が見学出来る。

 従来の商品以外に抹茶味の「き花」や地酒の大雪乃蔵とコラボした、ほんのり酒が香る「地酒ひらまんじゅう」、キッコーニホンの生しょうゆとコラボしたサクサクの「生しょうゆパイ」など「き花の杜」限定の新商品も数多く登場した。

 また、洋菓子工房が新設され、ケーキや焼き菓子などオリジナル新商品も数多く取り揃える。

 併設の「CAFE文欒(ぶんらん)」はコーヒーやスイーツのほか、フレンチトースト、北の野菜カレーが味わえる。カフェの書棚には三浦綾子、井上靖、小熊秀雄など旭川ゆかりの作家の作品が千三百冊並び、自由に手に取ることが出来る。

 村本社長は「地元色を大切にしながら、憩いの場をテーマに店作りをしました。多くの人にとってくつろぎの空間になってくれると嬉しい」と話した。