法廷を舞台にした映画「十二人の怒れる男」(アメリカ、一九五七年)を観賞する文化講座が二十九日(金)午後六時から、旭川市国際交流センター(一条買物公園フィール七階)で行われます。

 スラムに住む十八歳の少年が父親をナイフで刺殺したとして死刑に問われ、判決は十二人の陪審員の手にゆだねられた。全員一致ですぐに有罪の結論に至ると思われたところ、陪審員八番(ヘンリー・フォンダ)だけが少年の無罪を主張する。名前さえ知らない陪審員同士が、ときに罵り合いながら議論を重ねる。やがて陪審員八番の熱意と理路整然とした推理によって、全員の心に変化が広がっていく――。上映時間は九十六分。

 低予算かつ短い期間で制作された映画ですが、陪審員制度のもつ欠陥、スラム出身者への差別意識など、アメリカの様々な側面を描いている作品です。

 上映終了後、在札幌米国総領事館のセオドア・ディール領事が、アメリカの文化や歴史について、簡単な解説をします。午後八時十五分頃終了の予定です。

 参加無料。定員は五十人。申し込み、問い合わせは旭川市都市交流課(℡25―7491)へ。