連合北海道上川地域協議会が主催する「2014平和集会」が、きょう二十六日(火)午後六時半から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)でおこなわれます。

 遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんが、「集団的自衛権と沖縄~今、遺骨収集から平和を考える~」と題して話します。

 具志堅さんは一九五四年(昭和二十九年)沖縄県生まれ。二十八歳の時、遺骨収集に携わったことを契機に、沖縄の激戦地や住民が身を潜ませたガマ(壕)から遺骨を集め、供養を始めました。八三年(同五十八年)に遺骨収集ボランティア「ガマフヤー(ガマを掘る人の意)」を設立して活動しています。二〇一一年(平成二十三年)に吉川英治文化賞受賞。著書に「ぼくが遺骨を掘る人『ガマフヤー』になったわけ」(合同出版刊・第三十三回沖縄タイムス出版文化賞受賞)があります。

 著書の中で、具志堅さんは「国が遺骨収集をする場合はショベルカーで地表から掘り起こし、遺骨が砕けることも気にせずにやってきた。それでは亡くなった方を、この国は二度も殺したことになる。故郷の親元に帰りたくしている仏さまに対して余りにも無慈悲すぎる。……だからガマの中に入り、自分のこの手で掘りながら遺骨をそのままの姿で親元に帰してやりたくて、ボランティアで遺骨収集を続けてきた」と書いています。

 聴講無料。誰でも参加できます。