脱原発で行動をともにする、作家の広瀬隆さんと山本太郎参議の講演会が九日(火)午後六時半から、勤労者福祉会館(六ノ四)で開かれます。来春の北海道知事選挙に向けて、「原発の是非」を争点の一つにしようと活動する市民団体「DO未来ネット」の主催です。

 広瀬さんは、二〇一〇年八月に出版した自署「原子炉時限爆弾~大地震におびえる日本列島」の中で、三・一一フクシマ原発事故を的確かつ具体的に予言しています。講演では「原発停止で電気料金値上げのウソ」と題して話します。

 山本参議は、「天才・たけしの元気が出るテレビ」出場がきっかけで芸能界入り。三・一一フクシマ原発事故の後、反原発運動に取り組み、二〇一三年七月の参院選で東京選挙区から無所属で出馬、六十六万票余りを獲得して初当選しました。「原発、国会ではどうなってるの?」の内容で報告します。

 主催者は、道民は岐路に立っているとして、「一つの道は泊原発の再稼働を容認することでいつまでも原発依存から脱却できず放射能汚染の恐怖を抱えた『原発と核のゴミの北海道』への道。もう一つは泊原発を再稼働させないことで『原発ゼロ北海道』を実現し、クリーンで豊かな北海道を目指す道です。お二人の話を聞いて、北海道の未来を一緒に考えましょう」と呼びかけています。

 講演会の前、午後五時から一時間、一条買物公園アッシュ前で、二人が街頭アピールも行います。問い合わせは、事務局の久保さん(℡090―6690―1300)へ。