高校生ゴルファー、旭龍谷二年の長谷川大晃選手(17)が、八月の日本ジュニアゴルフ選手権十五歳―十七歳の部で、堂々七位入賞を果たした。父親の千晃さん(43)の影響を受け、三歳からクラブを握り、附属旭川小二年からトーナメントに参加、着実に力を付けて来た。

 附属旭川中二年生の時に、高校ゴルフ連盟主催の全国中学大会道予選で優勝し、全国大会で八位入賞。翌年も道予選四位で全国舞台に立った。しかし、雨で二日目が中止になり、六十位と不本意な成績に終わった。

 高校生になった昨年、全国高校大会道予選で四位入賞し、全国大会出場。今年は予選二位、全国十五位と健闘した。さらに、北海道ジュニア選手権で二位に食い込み、日本ジュニアでも七位に入った。

 長谷川の魅力は、平均300ヤードは飛ぶというドライバー。プロでも平均290ヤードだから、その飛ばし屋ぶりが分かる。まだまだ荒削り。周囲は、大成する可能性を秘めた逸材と期待する。

 コーチは、父親の千晃さんだ。指導方針は将来を見据えて、大きく育てること。千晃さんは、「プロになって勝てる選手になるのが着地点。飛距離もスコアもプランニングしてきた通りに進んでいます。周りの方の応援があるから、いろんなことができています」と話す。

 総合的なレベルアップ、年齢に応じた体作りと、どんな状況でも飲まれることなく力を出し切る精神的な鍛錬がこれからの課題だ。

 三日から五日まで、道内トップクラスのプロ・アマ百四十四人が出場した北海道オープン(北海道ブルックスCC・苫小牧市)に、キャディーを務めた父親ともに参加。上位には入れなかったが、予選を突破した六十六人中、わずか七人のアマの一人で、しかも唯一人の高校生だった。

 「将来はプロになって、トーナメントで活躍できる選手になりたい。来年は全国高校、日本ジュニアが勝負です」と長谷川。

 ライバルの片岡尚之選手(札幌光星二年)とともに、北海道のジュニアゴルフ界をリードする、伸び盛りの十七歳。今後のプレーに注目だ。