声楽家と市民でつくるオペラ 「椿姫」7日公演 声楽家と市民らが出演するオペラ「椿姫」の公演が七日(日)午後二時から、市公会堂(常磐公園内)で行われます。まちなかぶんか小屋の主催。
「椿姫」はフランスの作家デュマ・フィスの小説を元に、イタリアオペラの巨匠・ヴェルディがオペラ化し、一八五三年に発表した作品。舞台は十九世紀半ばのパリ。椿を持ち劇場に通うヴィオレッタは、その美しさから人々に「椿姫」と呼ばれていた。胸に病を抱えているヴィオレッタは、毎夜贅沢三昧の夜会を開き孤独や不安を晴らしていた。ある夜、彼女を真剣に愛する青年アルフレードが現われ本当の愛の喜びを知る。その後、二人は…。
出演は、声楽家やピアニストら十一人と、市民から募った合唱アンサンブル二十人の「旭川オペラ劇場」。主宰する西島厚さん(ヴォイスプロデュースA24代表)は約十年間、南米やヨーロッパで活動し、現在は市内や札幌で声楽家、演出家、ボイストレーナーなどの仕事をしています。  西島さんは五年ほど前、旭川に立ち寄った時に、まちの雰囲気が自身が親しんだヨーロッパに似ていると感じ、この地での舞台を夢見ていたとのこと。そして昨年、「旭川オペラ劇場」を立ち上げ、今春には旗揚げ公演「フィガロの結婚」の公演を実現しました。
公演ごとに出演者を公募する形で、今公演には高校生から八十歳代までの幅広い世代の市民が出演します。
上演時間は一時間半。本来は二時間半ほどの作品ですが、オペラが初めての人でも楽しめるように演出しているとのこと。
西島さんは「初経験者がほとんどですが、本当に熱心に稽古に励んでいます。全てが見どころのオペラです、ぜひお越し下さい」とPRしています。
チケットは二千円(当日二千五百円)。まちなかぶんか小屋、こども冨貴堂(七条買物公園)、ジュンク堂書店旭川店(一条買物公園フィール旭川)、市民文化会館(七ノ九)売店で販売しています。問い合わせは、まちなかぶんか小屋(TEL23―2801)へ。