市内春光台、鷹の巣・福祉村地区の市民委員会や町内会、福祉施設などでつくる「あかりロード友の会」(会長・江口武北海道療育園顧問)が十日夕、地区内の幹線道路を七十八基のイルミネーションで照らす「あかりロード」の点灯式を行った。
冬の暗い夜道を照らし、防犯や交通安全に役立てようと十三年前にスタートした。旭川実業高校前の坂道から春光台に向かう道路と、福祉村へと続く春光台線の道路の両側に三色の光からなるツリー状のイルミネーションが設置されている。
夏季に行っている「フラワーロード」とともに恒例の事業になっていて、地域の連帯感を強めるのに一役買っている。
友の会の事務局となっている北海道療育園管理課の辻覚課長は「スタート当初は四十基でしたが、年々増やし現在の数になりました」と話す。同園の環境・車輌センターの前田幸靖所長らが仕事の合間に製作したという。
新しいイルミネーションが二基新設された養護老人ホーム緑風園の前で行われた点灯式には、友の会役員や地域の住民、福祉施設職員ら約五十人が集まった。
イルミネーションは来年三月十日までの三カ月間、夕暮れから明け方まで点灯する。