宮竹眞澄さんの人形展

人形作家、宮竹眞澄さんの作品展「心のふる里人形展」が二十八日(水)から二月八日(日)まで、旭川市民ギャラリー(西武旭川B館十階)で行われます。

宮竹さんは一九四九年(昭和二十四年)、大分県宇佐市の出身。東京で働いていた頃に独学で洋風の人形作りを始めました。九一年(平成三年)に神奈川県から東川町に一家で移住。幼少期を過ごした郷里大分の田園風景を思い出させる東川の環境、人間の優しさに包まれて、現在の作風に変わりました。

宮竹さんの作る人形は、一度見たら忘れられないほど、表情が豊かです。材料は石塑粘土で、服も布や紙を使わず粘土で作っています。九二年(同四年)に北海道人形道展に初入選して以来、北海道教育長賞、また道展には九年連続入選するなど、多くの賞を受賞しています。

心のふる里人形展は、〇八年(同二十年)の春、三十点ほどの作品を東川町文化ギャラリーに展示してスタート。以来、全国各地の三十三市町で六十回の人形展を開催してきました。今回が六十一回目の開催で、旭川では二年振りです。最新作を含む約五十点の作品を展示します。

入場料は一般五百円。問い合わせは宮竹眞澄の人形工房(TEL36―6221)へ。