映画「なまいきチョルベンと水夫さん」(一九六四年/スウェーデン/九十二分)の上映会が二十二日(日)、シアターカンダ(三ノ八神田館三階)で行われます。旭川映画村(多田裕哉代表)の第九十七回例会としての上映です。

 スウェーデンの架空の島「ウミガラス島」の美しい夏が舞台。大きな笑顔に大きなおしりの少女、チョルベンは愛犬の「水夫さん」といつも一緒。ある日、漁師からアザラシの赤ちゃんをもらい、「モーセ」と名付けて友達と飼い始める。モーセを可愛がるチョルベンと、かまってもらえず寂しそうな水夫さん。そんな時、漁師はあげたアザラシが高値で売れると知る。モーセを奪い返そうとする漁師、さらに水夫さんはある事件に巻き込まれ――。

 原作は「長くつ下のピッピ」や「山賊のむすめローニャ」で知られるスウェーデンの児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンの作品「わたしたちの島で」。ぽっちゃりとした貫禄のある体型に、満面の笑みのチョルベンの強烈なキャラクターも見どころ。北欧ならではのカラフルなファッションやインテリアも映画を彩ります。

 上映は、午前十一時、午後一時、午後三時の三回。前売りチケットは千二百円(当日千五百円)、高校生以下は五百円。市内の旭川冨貴堂各店、こども冨貴堂、ジュンク堂書店旭川店、ホテルカンダ、コープさっぽろ(シーナ、ルミネ東光)、玉光堂旭川店のほか、あさひかわ新聞でも扱っています。

 問い合わせは旭川映画村(TEL23―3623)へ。