温かい言葉で新入生歓迎 旭川遠友塾入学式 自主夜間中学・旭川遠友塾(古野博明代表)の入学式が十一日、学び舎となっている旭川医療情報専門学校(九ノ十一)で行なわれた。

 遠友塾はさまざまな理由で小学校や中学校に十分通えなかった人や、卒業したがもう一度基礎的な勉強をしたいと望む人たちを対象に、毎週土曜日に開校している。

 入学式には新入生や在校生のほか、スタッフなど約五十人が出席した。今年度の入学生は人生経験豊かな女性二人。

 古野代表は、明治時代に新渡戸稲造が開き、誰にでも門戸を開いていた札幌の遠友夜学校や、旭川遠友塾の開校に尽力した加藤卓三さんの言葉を例に「新しい場所で新しい人と出会うことで、ゆったりとした時の流れを過ごすことが出来るよう期待して、新入生の歓迎の言葉とします」とお祝いを述べた。

 在校生の代表者も「期待と不安で一杯でしょうが、周りの人たちやスタッフの皆さんが支えてくれます。充実した学校生活を送ることが出来るよう願っています」と励ました。この後、記念撮影をして入学式を終えた。