旭川地方自動車車体整備協同組合(山中正志渡理事長、加盟五十九社)が十八日、旭川市子ども基金に十万円を寄付した。山中理事長と二人の役員が市役所を訪れ、西川将人市長に手渡した。市からは感謝状が贈られた。

 山中理事長は「任意団体の協会から組合に法人化されて、三十年を迎えました。日頃市民の皆さんに支えられてここまで来ましたので、交通遺児が健やかに育つ環境づくりのために役立てて欲しいとの願いを込めて、寄付をすることにしました」と話す。

 西川市長に業界の現状について聞かれた山中理事長は、「若い整備士が不足しています。高度な技術が求められる一方で、対価が少なく、汚れる仕事なので敬遠されるからです。最近は車のハイブリッド化で電装の知識も必要となるなど、大変厳しい時代を迎えていますが、組合内で情報交換を行うなど、何とか乗り切っていきたい」と答えていた。