旭山三浦庭園(市内東旭川町倉沼)で、スイレンの花が咲き始めた。
旭山の一角に位置し、豊かな自然に囲まれた同園では、四季折々の花々が楽しめる。特にスイレンが知られており、今年も池一面に赤やピンク、黄色など鮮やかな花を開かせ始めた。
管理する旭川市公園緑地協会の大居武史さん(64)は、「六月が寒かったため、昨年と比べて花の時期は少し遅れています。見ごろは七月中旬でしょう」と話す。
池の周辺ではカキツバタが見ごろを迎えており、ピンクと紫のコントラストが鮮やかだ。
旭山動物園に隣接する同園は、一九六五年(昭和四十年)に故・三浦猛さんが造成し、「三浦庭園」として公開。一時閉園していたが、二〇一二年(平成二十四年)に市が取得。散策路や東屋、トイレなどを整備し、昨夏に開園した。
入園料は高校生以上・三百円、障がい者と介助者・百五十円、中学生以下・無料。旭山動物園側からも入園できる。