旭川市内の全郵便局と旭川中央・東警察署が連携し、八月五日から十日にかけて、振込め詐欺など特殊詐欺への注意を呼び掛けるかもメール(タウンメール)五万九百枚を配付した。

 郵便局は、市内でも増加する特殊詐欺をなくそうと、通常の郵便物より読んでもらえる確率が高いかもメールに、詐欺手口のイラストを添え、暑中見舞いの挨拶を兼ねた防犯啓発活動を企画。両署と、印刷デザインなどを提供した総北海(田村総司郎社長)の協力を得て実施した。

 この企画は二回目で、前回は年賀はがき一万八千枚を市内の一部エリアに配った。今回は近郊を含む市内全域にエリアを広げ、かもメールを配付した。

 宮坂和宏・日本郵便北海道支社旭川営業統括本部長は「道内でも特殊詐欺の被害件数・被害額は昨年に比べて増えています。旭川市民にも詐欺は身近でも起きているという事を知ってもらい、当社商品のかもメールで、少しでも詐欺被害を防げればと思います」と話している。