技能五輪国際大会(ブラジル・サンパウロ、八月十一日~十六日)に出場した旭川の若者二人が二十日に帰旭し、上川総合振興局で紺谷ゆみ子局長に結果を報告した。

 建具部門に出場した中山千明さん(20、カンディハウス)は出場した二十三選手中、十六位だった。「最終日に焦ってしまいました。結果には納得していませんが、全力で作業にあたったので悔いはありません」。六百点満点で五百点を取り敢闘賞を受賞したことについて「五百点ももらえたことが驚きでした」と話し、「新入社員の私にチャンスをくれたカンディハウスにこれから貢献して行きたいです」と元気に話した。 

 家具部門に出場した大谷周平さん(21、プレステージジャパン)は二十四選手中十九位だった。「練習ではしなかったミスをするなど、少し集中力が足りない所がありました。悔いは残りますが、世界のレベルを経験できたことが自分にとって財産になりました。今後の社会生活に役立てて行きたいです」と大会の感想を話していた。

 紺谷局長は「帰国早々、時差で疲れているのに報告に駆けつけてくれて、ありがとうございます。結果は少し残念ではありましたが、二人とも良い経験をしたことと思います。今後の活躍を期待しています」とねぎらっていた。