親が育てられない乳児を匿名で預かる赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」の活動に携わってきた田尻由貴子さんの講演会が十一月八日(日)午後二時から、旭川北洋ビル(四ノ九)八階大ホールで行われます。旭川いのちを考える懇談会(宮崎勲代表)の主催。
「こうのとりのゆりかご」は〇七年(平成十九年)、熊本市の慈恵病院に設置されました。田尻さんは今年三月に同病院を定年退職するまで、ゆりかごの運営にあたりました。「望まぬ妊娠に悩む女性に寄り添い、何よりも責めないこと」をモットーに、九千二百件もの妊娠・出産に関する相談に向き合ってきました。
慈恵病院を退職後はフリーダイヤルで二十四時間相談に応じる電話窓口を開設し、日本財団と連携して相談窓口の普及活動に取り組んでいます。
参加費は一般千円、学生五百円、中学生以下は無料です。チケットは、こども冨貴堂(七条買物公園)、ジュンク堂書店旭川店(一条買物公園フィール旭川内)、コーチャンフォー旭川店(宮前一ノ二)ミュージックコーナーで扱っています。
当日は託児もあります(無料、要予約)。問い合わせは野原さん(TEL48―7931)、または村山さん(TEL35―8976)へ。