ロバ菓子司(水道美貴子社長)が経営するザ・さん蔵人(神楽岡八ノ一)二階の「ぷらたなす」で九月二十六日、ミニコンサートが行われ、家族連れなど約六十人がヴァイオリンとピアノの演奏に耳を傾けた。

 出演したのは、東京を中心に活躍しているヴァイオリンの中里舞砂さんとピアノの古庄明日香さんの二人。

 中里さんは桐朋学園大学音楽部卒。旭川で毎年開催されているウィーン国際ヴァイオリンセミナーで、二〇〇七年最優秀生に選ばれ、翌年ザルツブルグ・モーツァルテウム国際音楽アカデミーに特待生として参加した。クラシックだけでなくロックなど幅広いジャンルの曲を演奏し、作曲・編曲も手掛ける。

 古庄さんも桐朋学園大学音楽部卒。中里さんとは一五年、飯野ビルディング・ランチタイムコンサートで初共演した。演奏前、「北海道に来ることを楽しみにしていました」と話した。

 同じ柄の真っ赤な衣装を身に着けた二人は、剣の舞やウィーン奇想曲、チゴイネルワイゼンなどのクラシックのほか、英国のロックバンド、クィーンの曲など十数曲披露した。

 参加した人たちは、ケーキやコーヒーで憩いながら一時間余のコンサートを楽しんだ。