旭川日中友好協会(鳴海良司会長)が主催する「中国語・日本語スピーチコンテスト」が四日、サン・アザレア(五ノ四)で行われた=写真。今年で十三回目の開催。
中国語部門には、市内で中国語を学習している高校生や大学生など十七人が参加した。弁論の部で優勝したのは、二年前から中国語の学習を始めた田口真理子さん(60)。富良野の温泉で台湾から来た旅行者と出会い、英語で会話したものの、やはり中国語で話したいと考えて勉強を始めた。日頃はNHKラジオの中国語講座を聞いて学んでいる。田口さんは、「いま日中の関係は良くないが、こういう時こそ民間の交流が大事だ」などの内容で弁論発表した。
日本語部門には旭川在住の中国人二人が参加した。道教育大旭川校の交換留学生で日本語学習歴三年の劉忠慧さん(ハルビン師範大学三年)が「日本人の『社会意識』」のテーマで発表し、東川町国際交流員の王佳夢さんをわずかに抑えて優勝した。
旭川日中友好協会の鳴海会長は「今年は高校生と大学生の参加が多く、今後の日中関係を考えるとうれしいことです」と話していた。
中国語部門のその他の入賞者は次のとおり(敬称略)。▽朗読の部 ・優勝 佐藤あゆみ(永山住民センター講座)・準優勝 岸野利治(旭川大学二年)▽暗唱の部 ・優勝 中畑友里(池上学院高二年)・準優勝 松木龍哉(道教育大旭川校二年)・3位 篠原悠夏(旭川明成高二年)▽弁論の部 ・準優勝 青木千明(道教育大旭川校三年)