「第三十回国民文化祭かごしま二〇一五」(十一月一日・鹿児島県)に、旭川の大正琴サークル琴美会(石田文子代表)が出場する。
文化庁などが主催する国民文化祭は「文化の国体」とも言われる。琴美会の出場は京都(第二十六回)、山梨(第二十八回)に続いて三度目だ。道庁の推薦を受けて出場する。
会員三十人が鹿児島市内の宝山(ほうざん)ホールで行われる「大正琴の祭典」で演奏する。曲目は、旭川市の歌とされている中田喜直作曲の「雪の降る町を」と、アダモが歌ったシャンソン「雪が降る」のメドレー。北島三郎の「風雪ながれ旅」に、じょんから風の長めのイントロを作曲して付け加えた「風雪じょんから~風雪ながれ旅」の二曲。バイオリンの弓を使った演奏法を披露することになっている。
石田代表は「三度目の出場がかない、大変うれしく思います。今回は北国らしく、雪にちなんだ曲を選びました。寒さとともに生活する私たちの力を、各都道府県の代表団体のなかで思いっきり発揮して来ます」と意気込んでいる。