旭川藤女子高校(水野清哉校長・花咲町六)が十八日、オープンスクールを開いた。来春中学校を卒業する約七十人と保護者、教育関係者ら約百二十人に、独自の授業構成や教育方針を紹介した。

 水野校長は「出来ない事を出来るようにするのが藤の学び改革です。今日はありのままの当校を見ていってください」と挨拶。同校の授業の特徴でもあるアクティブラーニング(能動的な学び)やDEタイム(学び直しの時間)、来年度から取り入れる〝藤ラーニング〟(課題に挑戦する時間)について説明し、オープンスクールがスタートした。

 第二部の体験タイムでは、「進学コース」「特別進学コース」「ULコース」で学ぶ生徒たち自らが、それぞれのコースのプレゼンテーションを行い、中学生の質問に答えた。

 第三部では民間で宇宙開発を手がける植松電気(赤平市)の植松努専務が「『どうせ無理』をこの世からなくしたい」と題して講演した。植松さんは、地方の小さな企業がロケットや人工衛星の製作に挑戦した自らの経験をもとに「夢を実現する可能性を広げて欲しい」と生徒たちに語りかけた。