大型施設の電気工事や消防施設工事などを手掛ける西山坂田電気(西山仁社長、豊岡十二ノ二)が十月二十九日、創業七十年を記念して旭山動物園に作業用の電気自動車を寄贈した。

 贈られたのは三菱電機自動車ミニキャブ・ミーブトラックと充電設備で、二百万円相当。車体に描かれたカバのイラストは同園のスタッフの手によるという。

 贈呈式には西川将人市長と坂東元園長も同席し、西山社長に感謝状が手渡された。西川市長は「園内には来園者用の電気自動車はありましたが、作業用のものはありませんでした。大事に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。 

 西山社長は「弊社の創業七十周年という節目に、日頃お世話になっている地元に何か出来ないかと考え、電気自動車を寄付することにしました。地域環境の保全、CO2削減で、さらに魅力ある動物園にしていただけたらと思います」と話していた。